こんにちは!ボディメンテナンス鵜沼の木村です。
最近、朝晩が冷えてきて一日通して空気が冷たいと感じるようになってきました。日中はまだ温かいですが寒暖差もあり体調を崩しやすい時季なので皆様体調管理には気をつけておすごしくださいね。
今回は「寝違え」と予防についてご紹介したいと思います
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「寝違え」とは
「寝違え」とは首周辺の筋肉が軽めの肉離れを起こしている状態を指します。
人間の頭は、正面から見た時に本来真ん中の位置にあります。しかし睡眠中はどうしてもその位置からずれがちです。長時間にわたって首がおかしな方向に曲がったままになっていると、首の筋肉が部分的に阻血状態になり、筋肉も凝り固まりやすくなります。そのような状態で起床時に急に頭首を動かすと、寝違えてしまうことがあります。
例えば運動をするとき、ストレッチをせずにいきなり激しい運動をしたら筋肉を痛めてしまいがちです。それと同じで睡眠中に凝り固まった筋肉が起床時に急に動かすと筋肉を痛めてしまいます。つまり、寝違えは、寝ている時に生じるわけではありません。寝違えの原因は睡眠中ではありますが寝違えてしまうのは起床時になります。
寝違えの種類
寝違えでも種類があります。筋膜を傷めている場合と中心部分を傷めている場合です。
例えば、首を右に回した時に左側が痛ければ筋膜(筋肉の表面を覆う膜)を傷めている可能性が高いです。反対に首を右に回した時に右側が痛ければ、筋肉の中心部分を傷めている疑いがあります。前者の方は痛みが強く治りにくい傾向があります。
筋肉の痛みだけでなく、首から肩・腕・手指に痛みやしびれを起こす神経痛がある場合もあります。また、靭帯や腱(けん)・軟骨が傷つく捻挫になる場合もあります。
対処法
もし、寝違えになってしまったらとにかく首を動かさないことです。
傷めてから2日ほどは冷湿布を貼ってひやすことをお勧めします。
やらないほうがいいこと
・手で強く触らないこと・伸ばさないこと
・アイスパックや氷嚢を使って長時間冷やすこと。
靭帯や神経を傷めている場合は、炎症が首の深い部分にあるので、冷やしたところで鎮痛効果は期待できません。
炎症を起こした直後は温めるのも控えたほうがいいです。温めると炎症を助長させ、症状を悪化させてしまいます。温シップやカイロを温めるのはもちろん、湯船に浸かるのも避けたほうがいいです。
寝違えた直後は一時的に冷やすのは効果的ですが、長期的に冷やすのはよくないです。温めるのは炎症がとれた後に行うと効果的です。
早く治すためには
とにかく安静にすることがおススメです。「痛い」と感じる動作は避ける!これにこしたことはありません。
痛みが和らいできたら血流を良くしていき回復を早めます。血流をよくすると傷ついた組織を早く治してくれます。そのためには、温める・ストレッチをする・マッサージをするなどの方法があります。
予防法
・就寝時に寝返りがうちやすいように環境を整える。
寝返りをしないと筋肉は固まってしまいます。そのため、寝違えになりやすくなります。寝具は柔らかすぎる寝具は寝返りが打ちにくくなるため、寝違えになりやすいかもしれません。
・首に負担がかからない高さの枕を使う。ご自身で使ってみて楽・寝やすいと感じるものを選んでいただくと眠りやすいですしおススメです。
・体を冷やさないようにする。
・泥酔状態・疲れすぎている状態で寝ないようにする。
お酒を飲んだ後は、筋肉内の血流が低下しやすくなることに加え、酔っていると感覚が鈍くなるので寝返りの回数を減らしてしまいます。また、疲れすぎているときも、同様です。
そのような場合、寝る前に水やミネラルを補給するといいようです。血流の低下を防ぎ、寝違えの予防になります。
・ストレッチや運動をする習慣をつける。
寝違えは普段から筋肉が固まっている状態の筋肉に起こります。筋肉が硬くならないように日頃からストレッチをしたり筋肉を痛めないように軽い運動やマッサージなどのケアが必要になります。
また、姿勢でみると、反り腰や猫背、ストレートネックの方は起こりやすいといえます。反り腰になると体全体が後ろに重心がかかるようになります。すると体は頭を前にすることでバランスをとろうとします。結果、首の筋肉が突っ張って緊張しやすくなってしまいます。
日頃から首や肩のこりやつっぱりを感じる方は当院までご相談ください。