こんにちは!ボディメンテナンス鵜沼の丸山です。栄養素の中でよく耳にする炭水化物ですが、正体をご存知でしょうか?
炭水化物とは
「炭水化物」はタンパク質・脂質と並ぶ三大栄養素のひとつです。体内でエネルギー源として利用される「糖質」と、消化されずエネルギーとして利用しにくい「食物繊維」からなり、これらを合わせて炭水化物と呼びます。
よく炭水化物と糖質が同じ異味で使われることがありますが、厳密には炭水化物と糖質はイコールではありません。
糖質の種類
糖質はその構造によって、二糖類、多糖類などに分けられます。このうち、ブドウ糖や果糖などの単糖類、ショ糖や乳頭などの二糖類を合わせて「糖類」と呼びます。糖質と糖類も混同されやすい言葉ですが、糖質という括りの中に糖類があると考えると分かりやすいです。
糖類のなかでもブドウ糖は脳にとって唯一のエネルギー源であり、私たちの体に欠かすことが出来ません。
食物繊維の種類
食物繊維の働きは、腸で余分な物質を吸着して体外へ排泄することです。水分を吸収して膨らみ、余分な糖質や脂質の吸収を抑える「水溶性食物繊維」と、水に溶けず腸を刺激して、便のかさを増す「不溶性食物繊維」に分けられます。
糖質をとり過ぎるとなぜ太る?
人間は1日に摂取するエネルギー量のうち、50〜60%を炭水化物から取ることが望ましいと言われています。しかし、とり過ぎた炭水化物(糖質)でなぜ体脂肪が増えてしまうのでしょうか?
体内に入った糖質は、小腸でブドウ糖に分解されたのちに吸収され、血管を通して全身の組織へと運ばれます。糖が血管内に取り込まれると血糖値が上がり、膵臓からは「インスリン」が分泌されます。このインスリンの働きによって、糖は細胞のエネルギーとして利用されるようになるのです。
ところが、血管内に糖が増えすぎたり、血糖値が急激に上がったりすると、インスリンの働きが追いつかず、糖はエネルギーとして利用されなくなります。余った糖は脂肪へと変えられ、肝臓や脂肪細胞へと蓄えられてしまいます。
つまり、糖質のとり過ぎで太るのは、余った糖の仕業によるものなのです。
糖質制限の注意点
よく耳にする「糖質制限ダイエット」ですが、注意点があります。このダイエット方法ですが、糖質の摂取量を少なくすることで血糖値の上昇を抑えて、余分な糖が脂肪に変わるのを防ぐというものですが、過剰な糖質制限は栄養バランスを悪くし、別の不調や病気を引き起こしかねません。
太ってきたと感じたら、糖質を少し控えめにしながら、ベジファーストを意識するだけでも効果はあります。無理な糖質制限はせず、糖質と上手に付き合っていくことをオススメします。