こんにちは!

ボディメンテナンス鵜沼の木村です。

最近、激しい雨が続きますね。

足元が滑りやすい中での強い風により傘が持ってかれやすくバランスを崩してしまうこともあるとは思いますが転倒などには十分に気を付けてくださいね。

話は変わりますが、今回は万が一ケガをしてしまった時の応急処置についてご紹介したいと思います。

特に、スポーツ現場でよくみられる「RICE処置」についてお伝えしたいと思います。

RICE処置とは、肉離れや捻挫、打撲などケガして痛めてしまったり、腫れてしまったり、熱っぽくなってしまっているなどの症状に有効な処置で、スポーツ現場だけでなくどこでもできる処置です。

特に症状が出てから48~72時間(2~3日間)に行うととても効果的です。

RICE処置をすることで少しでも症状がひどくならないようにしながら、より早くケガする前の状態に回復を助ける効果があります。

RICE処置をするのとしないとでは、治るまでの期間が大きく変わります。

それほど重要な処置ともいえます。

「RICE」とは

「RICE」とは、安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の各々の処置の頭文字から名付けられています。

「R」…Rest(安静)

ケガをしたらまず、安静に保つことが大切です。安静とは必ずしも横に寝かせればいいのではなく、むやみに動かして悪化しないよう、タオルや添え木などをあてて固定することもあります。

「I」…Icing(冷却)

患部を氷や氷水などで冷やします。患部の温度を下げることで患部の毛細血管が収縮して腫れや内出血、痛みなどが抑えられます。ただし、直接あてると凍傷になる恐れがあるので注意が必要です。

具体的には、氷を氷のうやビニール袋に入れて患部に当て、20~30分ほど冷やします。ビリビリとした痛みが出たあと感覚が無い状態になったら、一度氷を外してゆっくり皮膚感覚を取り戻します。そのあと再び氷を当てます。これを何度か繰り返します。

「C」…Compression(圧迫)

患部にテープなどを巻いて圧迫し、腫れや内出血を最小限に抑えます。きつく圧迫しすぎると血流障害を起こしますので、しびれや変色がみられたらすぐに緩めます。

「E」…Elevation(挙上)

患部を心臓より高い位置に保ちます。血液が心臓に向かって流れるので、内出血による腫れを防ぐことができます。患部の下に座布団やクッション、たたんだタオルなどを敷くといいです。

今回ご紹介したRICE処置はあくまで応急処置になります。これだけで治ることはありません。

ケガをしてしまった場合は、RICE処置後、速やかに医療機関に行かれることをお勧めします。

当院ではケガによる痛みの治療も行っております。

万が一、痛みや腫れ、熱感、などでお悩みの方は当院までご相談ください。