みなさんこんにちは。ボディメンテナンス鵜沼の藤田です。
今年は雪が多く、冷え込む日が続きますね。
寒い日が続くと、体が冷えて様々な不調が出てくる方もあるかと思います。
冷え症といえば、
- 肩こり
- 頭痛
- 手足の冷え
- むかつき、食欲の低下
- だるさ、疲れやすさ
- 腹痛、下痢
- 生理不順、生理痛
といった、様々な症状が現れてきます。
そんな症状、嫌ですよね。体が冷えないように、しっかり体を温めていきたいところ。でも・・・
〇 寒い日には体を温める食事をしたい!
〇 でも、何を食べて良いかわからない!
そんな方に、今日は、冷え症と食べ物についてお話させていただきます。
はじめに
冷え性を和らげるには、体の中に取り入れる日々の食事や飲み物が重要です。
食品によって、体を温める食べ物、体を冷やす食べ物があります。
寒い時には温かいものを口に入れたくなりますが、温かい食べ物や飲み物でも、体を冷やしてしまうことがあります。
体を温めるもの・冷やすものを正しく見分けて、冷え性対策に役立てましょう。
体を温める食べ物と冷やす食べ物の見分け方
体を温める食べ物と冷やす食べ物の見分け方には幾つかの方法があります。必ずしもこれが全てに当てはまるというわけではありませんが、参考にしてみてくださいね。
1. 育つ環境で見分ける
寒い国では体に熱を吸収して蓄える必要があるため、体を温める果物や野菜が育ちます。反対に、南国では体内にこもった熱を下げるため、体を冷やす食べ物が育ちます。
2. 地面の下で育つものか、上で育つものかで見分ける
地下(地中)で育つものは体を温め、地上で育つものは体を冷やします。冬に地下で育つ根菜類が多いのは、動物も人間も体を温める必要があるからで、夏に地上で育つ野菜が多いのは、体を冷やしてくれるから。
旬の食べ物を食べた方が良いというのは理にかなっているのです。自然ってありがたいですね。
3. 発酵しているかどうかで見分ける
発酵食品には体の代謝を良くする酵素が入っているため、発酵食品は体を温めます。発酵食品として代表的なものは、味噌や納豆、醤油、漬物、チーズやヨーグルトなど。
また、日本酒や紹興酒が体を温めるのも、発酵して造るお酒だからです。
4. 色、形、成分、味で見分ける
実は、色でも体を温めるか冷やすかを見分けることができます。
オレンジや黄色の野菜や果物は体を温め、白・緑・紫の食べ物は体を冷やします。暖色系は体を温め、寒色系は体を冷やすと覚えておくと便利ですね。ただし、暖色系だけど体を冷やすトマトのような例外もあります。
また、形でいうと小さいもの、丸いものは体を温め、大きいもの、細長いものは体を冷やします。
成分では、水分の少ないものやナトリウム(塩)を含むものは体を温め、水分の多いものやカリウムを含むものは体を冷やします。例えばジャガイモとナスを比べてみると、ジャガイモは茶色くて丸く水分量が少ないので体を温め、ナスは紫色で細長く水分が多いので体を冷やします。
味では、塩や醤油を使った塩辛さを感じるものが体を温め、酢を使った酸っぱさを感じるものや化学調味料を使ったものが体を冷やすということが分かっています。寒い地域では塩辛い料理が、暑い地域では酸っぱい料理が有名なのは、先人の知恵と経験に基づくものかもしれませんね。
間違えやすいもの
寒い時に体を温めるため、コーヒーや緑茶を飲む人も多いと思いますが、暑い国で育つコーヒーや製造工程で発酵していない緑茶や抹茶は、体を冷やす飲み物です。寒い時に飲むとさらに体を冷やしてしまいます。
また砂糖は、原料の生育地域や精製方法によって体への作用が異なります。
北海道で育つ甜菜(ビート・砂糖大根)から作られる甜菜糖は体を温めますが、沖縄など暑い地域で生育するサトウキビを原料とし、さらに精製された白砂糖は特に体を冷やします。
まとめ
体を温める食べ物
冬が旬、寒冷地で育つ、地中で育つ、暖色系、水分が少ない、発酵食品
体を冷やす食べ物
夏が旬、南国育ち、地上で育つ、寒色系、水分が多い
見分けるポイントの参考にしてみてください!
本当に冷えた時にはこれを飲もう!
体の芯まで冷えて、体を温めたい!そんな時に飲むと良いものをご紹介します。
<紅茶、プーアル茶、ウーロン茶>
製造過程で発酵しているお茶です。
<タンポポ茶、タンポポコーヒー、ゴボウ茶>
タンポポ茶やタンポポコーヒーはタンポポの根を使用したもの。ゴボウ茶を含め、地中で育ったものから作られた飲み物です。
<ココア、黒豆茶、赤ワイン>
ポリフェノールの血管拡張作用により、血流を良くしてくれます。
<日本酒、紹興酒>
製造過程で発酵しているため、体を温めます。
<ショウガ湯、ショウガ紅茶>
ショウガに含まれるショウガオールが体を温めます。
おわりに
これから食べ物や飲み物を選ぶ時、どこで育ったものか、地面の下と上どちらで育つのか、色は?成分は?と考えて選ぶことができますね。
体を温める食べ物と冷やす食べ物を区別して食事に取り入れ、上手に冷え性対策をしましょう。
また、当院では骨盤を整えることで体の代謝を上げたり、体を芯から温める温熱療法などを行っています。
身体を根本から改善していくためにも、ぜひ当院での施術をおススメいたします!
スタッフ一同、ご相談をお待ちしております。