こんにちは!ボディメンテナンス鵜沼の木村です。

最近、各地で夜に花火が多くみられますね。花火の時は交通渋滞するだけでなく通常よりも歩行者が多く飛び出してくる方も多いので交通事故などが起こりやすくもあります。皆様、夜間の歩行者には気をつけて安全運転でおすごしくださいね。

今回は腰から下のしびれについてご紹介したいと思います。

腰から足先までの範囲でしびれたりまたはその一部分でしびれるといった経験はありますか?

腰やお尻から足の範囲でしびれる症状はいくつもあります。

①坐骨神経痛

お尻・太ももの後ろ側・ふくらはぎ・時には足裏までにかけて現れる、痛み・しびれ・まひなどの症状です。足全体に強く出ることもあれば一部分だけに強く出ることもあります。さまざまな原因によって坐骨神経が刺激を受けたり圧迫されたりすることで発生します。症状をくり返すうちに痛みが強くなり、歩行や椅子から立ち上がることが困難になることもあります。

②脊柱管狭窄症

腰部の背骨の骨が加齢や疾患によってつぶれて背骨の中の神経が圧迫されることでおこる症状です。脊椎の中には脊柱管というパイプ状の空間があり、その中を脊髄という神経の束が通っています。この脊髄は腰の部分から馬のしっぽのように神経が分かれます。それらの神経が背骨がつぶれることで神経の通る道が狭くなり、圧迫されます。症状として足のしびれだけでなく長い距離を続けて歩けなくなる「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」が特徴です。前かがみになったり椅子に腰かけたりすると症状は軽くなります。

③腰椎椎間板ヘルニア

背骨の間には「椎間板」という円板状のクッションの役割を果たしている軟骨があります。この椎間板が老化や運動などによって本来の位置からはみ出した状態が椎間板ヘルニアといいます。「腰椎」の言葉がつくのは腰の部分の椎体を「腰椎」といい、比較的この部分に多いためです。症状として腰から下の部分のしびれ、力が入らない、歩行障害といった特徴があります。

④腰椎圧迫骨折

腰椎の椎体に外部から圧力がかかることで生じる骨折のことをいいます。症状として我慢できないほどの腰の痛みを訴える方が多く、比較的高齢者や女性に多くみられます。骨折の進行により神経障害が起こり、下肢の痛みやしびれなどの症状が出現することもあります。治療により痛みが軽くなったとしても無理な姿勢を長時間続けるなどすると痛みが悪化する場合もあります。そのため、日常生活で腰に負担のかからないよう工夫・意識が重要となります。

⑤腰椎すべり症

腰椎が何らかの原因でずれてしまう病気です。その結果、腰痛や足の痛みやしびれなどさまざまな症状を引き起こします。また、腰椎すべり症は主に「分離すべり症」と「変性すべり漿」の2種類に分けることができます。「分離すべり症」は背骨の本体である椎体と関節を支えている椎弓という部分が離れてしまった状態、「変性すべり症」は加齢に伴い骨と骨の間にある椎間板や靭帯など腰椎を安定させている組織が変性したことでずれてしまった状態です。主な症状に腰痛と坐骨神経痛があります。

⑥変形性脊椎症

年齢を重ねることによって背骨の間にある椎間板に変化が起こることをいう。変化が大きいと腰・背中の痛み、動き辛さなどの症状が引き起こされ、腰部脊柱管狭窄症につながることもあります。

主なものをとりあげましたが、他にも内科的な原因のものもあります。

高カリウム血症、低カルシウム血症、甲状腺機能亢進症など。

腰や腰から足の部分でしびれると、立ち上がりや歩行など生活のいろんな場面で支障をきたしてしまいます。症状が大きくなる前に早めに対処しておくことが大切となります。

もし、腰から下の部分のしびれだけでなく、お体で不安なことや気になることがありましたら当院までご相談ください。