こんにちは!
ボディメンテナンス鵜沼の丸山です。
年越しが近づいてきましたが、みなさん体調はいかがでしょうか?
年末年始は雪が降るかもしれないほど寒いみたいです。
急激な気温の変化に対応できないと自律神経が乱れ体調を崩してしまうこともあります。そこで、自律神経を整えるために温活をしてみませんか?
お風呂に入って自律神経を整える
お風呂の効果は体を温めるだけではなく、実はお風呂の温度はわずかな差で身体に働く効果が劇的に違ってきます。
人の体には、自分では動かすことができない自律神経があり、内臓など体のバランスの働きを調整してくれています。この自律神経には、作用が相反する交感神経と副交感神経があり、これらがバランスを取って、健康を維持しています。
交感神経は、心身を興奮状態にし、副交感神経には、休息やリラックス状態にする働きがあります。じつは、お湯の温度によってこの2つの神経の反応が真逆に変わってきます。
42 ℃以上の熱いお湯に入ると、交感神経が高ぶり、血圧が上がったり、脈が速くなったり汗をかくなど興奮状態になります。逆に内臓などの胃腸は働きが弱まります。
40 ℃程度のぬるいお湯は、副交感神経を刺激し、血圧を下げ、汗もかかず、心身がリラックス状態になります。反面、胃腸は活発に働き、消化が良くなります。
これらの効果を利用すると、さまざまな病気予防や改善にお風呂を活用することができますが、 42 ℃以上のお湯に長時間入ると血液の粘度が上がり血栓ができやすくなるので、心身にやさしい 40 ℃より低いぬるま湯がオススメです。
お風呂の医学的にオススメなポイント
①温熱作用
温かいお湯につかると、まずは体の表面が温められます。次に体の表面近くの血液が温められ、全身に巡っていきます。温められることで、血管が広がるため、血の巡りが良くなります。これはお湯につかるから得られる効果であり、シャワーだけでは、その効果が弱いとされています。
血液によって、老廃物や二酸化炭素が体外に排出され、体がリフレッシュします。お風呂に入るとすっきりするのはこの湯熱作用によるものです。また、体が温まることで、筋肉や関節の緊張が解消し、肩こりや腰痛、筋肉痛の痛みが緩和される効果もあります。
②静水圧効果
水中では、1mの水深で1cm2あたり100gの重さが水圧としてかかります。立ち仕事や妊娠中に起きやすい、足のむくみ解消にお風呂が効果的なのは、重力で足にたまった血液や体液が水圧で心臓に押し戻されるからです。半身浴よりも全身浴の方が高い効果が得られます。
③浮力
水につかるとかかる浮力は、体重60kgの人がたった6kgになるほど大きなものです。体が軽くなり、リラックスできると同時に、関節への負担も減少します。